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とおとうみぶんきいなり
遠江文器稲荷
商売繁盛と地域住民の守護神
浜松市中区田町の大道りから細い小道を北に入ったビルの谷間、市街地の喧噪の中に、まるでオアシスのような緑の木々に囲まれたお宮が文器稲荷神社である。このお稲荷様は昔から田町、北田町の人々から氏神様として崇敬を受けている。創建の時期については室町末期の永禄十一年(1568年)、徳川家康が三河から浜松に入ってきた年に倉稲魂命を祭神としてお社が構えられたという説や、その昔この辺りが伊勢神宮の神領であった頃に創建され田村麻呂将軍が東征の際、勝利を祈願したともいう説がある。いずれにせよ、家康の浜松城入城後、城下の発展の過程に於いて衣食住・士農工商の各分野の守護神として今日まで地域住民の厚い信仰を受けている。奉納者は田町を中心とした商店や飲食店に人達で、毎年十月の大祭には多くの人出があるそうだ。ちなみに田町の凧絵柄に用いられている火?は、文器稲荷の神紋である宝珠から生まれたものであり、地元住民と神社のかかわりの深さがうかがえる。
  • 遠江文器稲荷(とおとうみぶんきいなり)
  • 静岡県浜松市中区田町232−5
  • 神社
  • 倉稲魂命
  • 家内安全、商売繁盛、無病息災、交通安全、合格祈願、良縁成就
家内安全、商売繁盛、無病息災、交通安全、合格祈願、良縁成就
遠江文器稲荷神社銘木
敷地内に5本あるといわれる銘木。それぞれにご神徳があると言われているので、探されてみては!