はまなそうしゃしんめいぐう
浜名惣社神明宮
浜名湖七明神の代表的古社
浜松市北区三ケ日町、この地方には古くから「浜名湖七神明」という言葉がある。この辺り一帯が伊勢神宮の神領であった関係もあり神明宮が多く、その代表存在が浜名惣社神明宮である。他の六社は只木神明宮、尾奈神明宮、大崎神明宮、野地神明宮、大谷神明宮である。創建の頃は定かではないが、垂仁天皇の時代には浜名の惣社として構えられていたのではないかと言われている。拝殿は入母屋造りで軒下にしめ縄がまわされている。天照皇大神が天の岩戸にこもった神話は有名であるが、その時、神御衣(かんみそ)を織ってさしあげた神様が天棚機姫命で、浜名惣社に攝社として祀られている棚機姫神社の祭神である。拝殿の背後にある自然石を積み上げた急な石段を登ると本殿があるが、この建物は板倉造りという柱を使わず、板だけで汲みあげる建築法を用いており、県の文化財に指定されている。
- 浜名惣社神明宮(はまなそうしゃしんめいぐう)
- 静岡県浜松市北区三ヶ日町三ヶ日122
- 053-524-0833
- 神社
- 天照皇大御神
- 心願成就
- お札、お守り
心願成就
本殿
拝殿の背後から荒々しい自然石を積み上げた本殿があるが、この建物は板倉造りという特殊構造で、柱を使わず板だけで組み上げられている。