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りゅうぜんじ
行龕山 龍禅寺
現世を見据えて、今を生きる人々にご利益を
浜松における真言宗三ヶ寺の一つにあげられる龍禅寺は、開創以来千二百年の歴史を数える大寺である。太平洋戦争の戦禍によって伽藍の全てが焼失し、長い間仮の本堂を余儀なくされたが、昭和62年秋に諸堂の復興が行われ、当時を凌ぐ大伽藍が建てられている。龍禅寺は「生き観音」の霊場として信仰を集めており、これは現世に暮らす人々のご利益を授けてくれる観音様のことである。本堂内陣には千手観世音菩薩が安置されており、開創と深い関わり合いを持っている。この仏様は聖徳太子が全国行脚の最中、馬込川河畔で千手観世音菩薩のお告げを受けたという伝説があり、現在その場所は『太子淵』と呼ばれている。一番人気のお守りは開運厄除のお守りで、「龍禅寺厄除観音」の文字が織り込まれている。年中行事も多く行われており、まさに今を生きる私たちの心のよりどころとして地域に根付いた寺といえる。
  • 行龕山 龍禅寺(りゅうぜんじ)
  • 静岡県浜松市中区龍禅寺町357
  • 053-452-9482
  • 真言宗
  • 千手観世音菩薩
  • 開運厄除、虫封じ、無病息災、縁結び、子供智恵
  • 開運厄除等多数
開運厄除、虫封じ、無病息災、縁結び、子供智恵
大師堂
本堂南側にある、弘法大師を祀っているお堂。境内には、四国八十八ヶ所霊場遍路の霊験をあずかることのできるお砂踏み場があり、それらの人たちが手を合わせている。