浜松市タウン情報|地域密着!浜松をもっと楽しくする情報サイト「Do!はままつ」Webサイト|神社仏閣特集
お問合わせ
個人情報保護方針について
広告掲載について
まかやじ
大乗山 摩訶耶寺
文化財の宝庫 不確かな由緒に香る歴史的ロマン
大乗寺摩訶耶寺は古義真言宗の寺である。開創については諸説あり、詳しい経緯は不明確だが、寺に残されている古庭園の構築年代から察するに平安末期から鎌倉初期、あるいはそれより若干前と考えられている。「摩訶耶」の寺号も古来、引佐富幕山系にあった聖武天皇の勅願所でもあった真萱堂に始まる…という説もあれば、奈良時代に僧行基がこれまた富幕山中に開いた新達寺という寺が何らかの理由で現在の三ケ日町千頭ヶ峰に移転、寺号を真萱寺に改めたのが始まり、と諸説あるが、古記録、古文書の資料を総合してみると、鎌倉後期以降に「摩訶耶」の文字を使うようになったと言われる。ご本尊は観世音菩薩であるが、他にも安置されている仏像の数は多く、そのほとんどが文化財の指定を受けているのが特徴で、特に千手観音立像、不動明王立像の二体は重要文化財であり、前者は藤原初期に彫られたもので静岡県最古の仏像である。現在は鉄筋コンクリート造りの収蔵庫が設けられ、他の絵画や墨書、古文書とともに保管されている。また、昭和四十三年、境内地の整備の時に発見された庭園は、寺史の古さと往時の寺の勢いを象徴する優美さを持つとされ、昭和五十二年に県の名勝に指定されている。個人的には本堂天井に描かれた、古来から色褪せる事のない花鳥の絵の美しい色彩を是非ご覧頂きたい。
  • 大乗山 摩訶耶寺(まかやじ)
  • 静岡県浜松市北区三ケ日町摩訶耶421
  • 053-525-0027
  • 真言宗
  • 観世音菩薩
  • 厄除け、虫封じ、夜尿症、脱腸、婦人の下の病気災難除け
  • お守り
厄除け、虫封じ、夜尿症、脱腸、婦人の下の病気災難除け
古庭園
平安時代末期に築造されたと見られる古庭園は平安末期から鎌倉初期築園の典型的手法を遺していることが認知され、有名になった。