浜松市タウン情報|地域密着!浜松をもっと楽しくする情報サイト「Do!はままつ」Webサイト|神社仏閣特集
お問合わせ
個人情報保護方針について
広告掲載について
こうしんじ
金剛山 庚申寺
庚申様に託す五穀豊穣と延命成就の庚申信仰
金剛山庚申寺は臨済宗方廣寺派の寺院で、昔から大阪の四天王寺と並んで遠州地方の庚申信仰の中心として栄え、地元では「宮口の庚申様」と呼ばれている。庚申信仰とはもともと中国の道教からきた延命長寿の思想である。六十日ごとに巡ってくる庚申(かのえさる)の日には、人間の腹にいる三尸の虫が腹から抜け出し、天帝にその人の罪を告げる。天帝に罪が明らかになると、その人は命を奪われるので、その夜は眠らずに身を慎んでいなければならない、というものである。sこで眠らない方法として考えられたのが『庚申待ち』という行事。庚申講という講をつくり、皆で当番の家へ集まり飲食をともにし、徹夜で語り合うのだ。その際、農村部であるので自然と農業の話になる。このことからいつの間にか、庚申様=農業の神様、といわれるようになった。「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の軒瓦がついている山門をくぐると、左手にご本尊である庚申尊天を祀った庚申堂がある。拝殿には「請雨閣」という大きな扁額がある。日照りで困った時には農民たちが一身に雨乞いをしたのだろうか。ご利益は五穀豊穣、家内安全に稼業繁栄、福寿延長など。農業と深い関係を持つ、庶民信仰の庚申様である。
  • 金剛山 庚申寺(こうしんじ)
  • 静岡県浜松市浜北区宮口635
  • 053-589-8430
  • 臨西宗
  • 釈迦牟尼仏、庚申尊天
  • 五穀豊穣、家内安全、天下泰平、稼業繁栄、福寿延長、心願成就
  • お守り、開運招福絵馬、庚申尊天種銭
  • http://www2.wbs.ne.jp/~jyula/
五穀豊穣、家内安全、天下泰平、稼業繁栄、福寿延長、心願成就
庚申堂
庚申堂はこの寺の核であり、軒を支える組物は圧巻。その中心に庚申寺の大扁額がどっしり構えている。