こうげつじんじゃ
光月神社
歯医者泣かせの光月様 歯の病気には光月神社
浜松市北区細江町小野にある光月神社は、歯の病気にご利益があるという市内でも珍しい『歯の神様』である。伝説によると今から四百年ほど前、この辺りに光月という名の乱暴な僧が住んでいて、村人を法力で苦しめていた。ある日、名僧として知られていた井伊谷龍潭寺の住職と法力比べをした光月坊は負けて降参した。それからというもの、光月坊は法力を善用して人々の病気を治すようになり、とりわけ歯の痛みはすぐに治すことができ、村人たちから尊敬されるようになった。光月坊が亡くなると村人たちはお堂を建てて手厚く葬り、その霊を慰めたという。明治の廃仏棄釈の際に光月神社になり、祭神も月読命と改められたが、地元の人々は現在でも歯の神様、光月様として崇拝している。虫歯や歯の病気に悩む貴方、光月様のご神木は削らぬようにお参りしていただきたい。
- 光月神社(こうげつじんじゃ)
- 静岡県浜松市北区細江町小野764
- 053-523-3336
- 神社
- 月読命、大己貴命、少彦名命
- 歯の病気
- 神札
歯の病気
ご神木
ご神木の看板や石碑は建てられているが、それらしい木はどこにもなく、管理者によると、ご神木を削り取って刻んで飲むと歯が丈夫になるというので、長い年月をかけて参拝者が少しずつ削っていき、現在では切り株だけになってしまったという。